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タイド
月の引力による潮の満ち引き
SWの釣りだけで無くバスフィッシングにも
変化が起こる重要なファクター
1番顕著に現れるのが海に近い汽水域の
フィールドや河川下流部だけど全ての
フィールドで潮の満ち引きによってバス、
その周りの生物の動きが変わっていく。
基本的には潮止まりはニュートラルで
タフになり、潮が動いている時
特に動き始めや止まる直前などに活性が
上がるケースが多い
SWアングラーには当たり前の最重要な
ファクターで上げ8分とか下げ始めにとか
よく聞く言葉ですよね
この上げは干潮から満潮へのタイミングで
逆に下げは満潮から干潮へのタイミング
最近ではアプリでその地域の潮見表もすぐ
に見れるので絶対に必要なツールです。
先ほど言った汽水域のフィールド、タイダル
ウォーターでは重要なので、きっちり頭に
入れてパターンを組み立てる必要がありま
すが野池や海から離れた山の中のフィールド
では一応チェックして頭の片隅に置いている
程度でいいと思いますが…
重要なのは大潮(満月、新月)なのか?そうじゃ
ないのか?
これは年間を通してどんなフィールドでも
重要!特に産卵が絡んで来る春は最重要
産卵前のプリスポーンでも産卵後のアフター
スポーンでも動きが変わる重要なファクター
となってきます。
大潮はバスだけじゃなく野生の生物全て
に動きの変化が見られるタイミングであり
産卵、脱皮、喧嘩など興奮する動きがあり
産卵のタイミングじゃなくても食欲より
DNAを残す行動に意識がいって魚が大きく
動くタイミングとなります。
野生から離れてしまった人間でさえこの
行動は潜在意識の中で残っており有名な
のは満月で狼男に変身とかw
実際、大潮の時は事故や犯罪率が高くなれ
データもあり、女性が産気づく確率や月経
も多くなるようです。
話はバスの行動に戻りますが
では大潮のタイミングだと興奮して釣れる
のか?
どちらかというと釣れないタイミングとな
ります。
ミッドスポーンの最盛期以外は…
ただシーズナルパターンが大きく動くタイミ
ングなので普段は騙されない狡猾なビッグ
バスが間違えを起こす可能性があり、思わぬ
ビッグバスが釣れるタイミングでもあります
この大きく動き次のステップに移るタイミン
グは大潮以外にも水質の変化や水流の強さ
でも起こるので低気圧、いわゆる雨や風と
いった気象の変化でも動きます。
なので春は暖かい雨じゃなくても一雨ごと
に水中では春が進行していきます。
ではこの大潮のタイミング、どんなパターン
で釣ればいいのか?
ミッドスポーンならサイトフィッシングが
超ストロングパターンですが政府などから
も迫害を受けるニッポンのバスは僕達
アングラーが守らなければ次世代に残せな
いのでペアリングしているネストは、
よほど自己記録を超えるような超ビッグ
バスならまだしも我慢して欲しい
特にオスはエッグイーター、卵を食べる
ギルやカメ、鯉系の魚から守ってくれる
ので絶対NGです。
間違って釣れてもすぐにリリースして欲し
いしライブウェルに入れるのは最悪です。
僕自身、年間を通してこのスリリングな
サイトフィッシングはトップウォーター
に並んで大好きな釣りですが…
このミッドスポーンシーズンは直前のメス
産卵後のメスだけを狙ってオスはバイト
してもフッキングしません。
このタイミングのバスは食欲ゼロなので
バイトしてもすぐに吐いてくれます。
そしてペアリングして産卵行動に入って
いるのなら、どんなにデカくてもグッと
我慢します。
70超えるようなら理性を失うかもしれま
せんがw
話は脱線しましたが、ではミッドスポーン
以外の大潮に戻ります。
季節関係無く大潮は釣りにくく食欲が無く
なりますが、この感覚は春がもっとも
顕著に現れます。
しかしバスフィッシングは食欲による
「喰わせ」
だけじゃありません。
一言でいうとリアクション
特に春は「怒り」のリアクションが重要
この怒りを誘発するパターンも様々なパタ
ーンがあり
動き、色、音など重要なのはこの3つ
まずは動き
これはスピード
早い動きで怒りを誘発します。特に縦の
動きは急に視界へ入ったり消えたりする
のでリアクションで怒りのバイトを誘発
出来ます。
バイブレーションやメタルなどの早い
リフト&フォール
同じく重めのスイミングラバージグや
ヘビーダウンショットのリフト&フォール
ライトリグでも少しウェイトを上げて早い
アクションに変えるなども有効的となり
ます。
ただリアクションバイトなのでバイトは
一瞬が多くトリプルフックが装備された
ハードプラグやラバージグもノーガード
のフットボールジグ、ライトリグもマス
針チョン掛けなどショートバイト対策の
工夫も必要となってきます。
僕の得意技はヒョンコヒョンコパターン
リアクレジグは動く目玉で怒りを誘発
するフットボールジグなので、これに
ディレンジの3.5インチをセットして
早いヒョンコヒョンコと動くスイミング
で探る釣りが20年以上釣れ続けている
必殺パターン。
ヒョンコヒョンコアクションは早いランダ
ムな糸鳴りを抑えたリフト&フォールの
アクションとなります。
逆に大潮以外ではcooジグヘッド(フット
ボール系ジグヘッド)にディレンジフーラ
で少し動きを弱くしたヒョンコヒョンコ
で喰わせを意識して探ります。
早い動きのバイブレーションはスイミー
のトリプルフックチューンがこの10年の
フェイバリットパターン。
次に色
怒りを誘発するカラーでまず最強なのが
サイトフィッシングで見えやすいカラー
というのが通説ですが実は1年を通して
最も怒りのバイトを誘発してハマれば
他のカラーで代用が効かないのがこの
ホワイトなのです。
ボトムは生物の腹の色的なスイッチが
入るのでは?と考えていますが
チャートもこれに近い強いカラーです。
それともう一つ
長年シークレットにしてきましたが…
クリアーレッド❗️
何故クリアーなのか?
答えは「血」の怒りを誘発するからです。
濁った水域では通常のレッドカラーも
有効ですがステインからクリアーなフィー
ルドではこの血を意識したクリアーレッド
が怒りの誘発バイトで威力を発揮します。
最後に音
ワームなんかでも先日までストロング
だったパターンにひと工夫で怒りかな?
と感じたらインサート式のラトラーを
挿入して少し派手なアクションにする事
でいきなりボコボコ釣れたりといった
経験も数え切れないほどありますが
音の怒り誘発で、尚且つ広く探れてショート
バイトに優れているのがバイブレーション
濁っていればゴールド、シルバーのフラ
ッシュ系やチャート、ホワイト系ですが
ステインからクリアーではクリアーレッド
系が1番有効です。
喰わせ要素が強い時にはサイレントで
スイミーのトリプルフックチューンが
フェイバリットですが大潮周期で怒りを
誘発する時はラトルが入ったバイブレー
ションが絶対的で音質にも拘ります。
近年ブームのタングステンラトルは
飛距離もでて広範囲にアピールする長所
もありますが…
音=水中での波動
いわゆるソニックブーム
これがタングステンだと強すぎて怒りの
誘発を通り越し怯えてスプークしてしま
う可能性が高い
怒りの誘発も紙一重で、ある一定の度合い
を越してしまうと怯えてしまい、こうなる
と頑なに口を閉ざしてしまいます。
例えばサイトフィッシングの奥義で誰も
が知っているバスからルアーへ見にこさ
せるテクニック。
バスに直接アプローチしたりルアーから
バスへ誘導するとスプークするのと同じ
でバスが攻撃対象として自信がある程度
の怒りを誘発しなければなりません。
なので音質も軽いソニックブームが有効
ガタゴトよりジャラジャラやシャラシャラ
僕が推奨するバイブレーションは
ドシャローならラッキークラフトのベビー
バイブ(旧型のシルバーフックタイプ)
シャローならラッキークラフトのLV100
(これも旧型のシルバーフックタイプ)
広い水域ならエバーグリーンのブザービー
ター(ハイサウンドタイプ)
あとはシャローの中層でもヒョンコヒョン
コアクションと同じくランダムなリフト&
フォールでカウンターのフッキングを
狙ったアクションなので先調子または
グラスロッド、低弾性カーボンなど弾かな
いロッドを推奨します。
この大潮周期での怒り誘発パターンは春は
勿論、年間を通してハマる事があるので
(夏でも秋でも産気づくケースは多い)
季節を問わず意識してタイドをチェック
する事を心掛けてみて下さいませ★
ニンニン❗️
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