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/ リアクレ

春の南風

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春の南風と聞けば?
まず春一番を連想するよね
毎年早ければ2月、だいたい3月の上旬
ぐらい吹く暖かく強い南風
この風が吹くとプリスポーン開幕と考えて
もいいくらい重要なファクター
でも実際は春2番でも春3番でも熱い!
ただしエリアを間違えては、いけない
暖かく強い南風が吹いてもどこでもいい
わけじゃないぞ
重要なのは風が当たっている場所
いわゆるウィンディーサイドと呼ばれる
エリア
何故このエリアがいいのか?
まず暖かい風で上昇した水温の温い水が
運ばれてきているので水温が高くなって
いる。
そして風当たりによって水中に酸素も
供給されており「濁っている」
これが重要
濁るとどうなるか?
色々な動き出した生物が集まる
濁りの中には小さな生物が食べるエサが
いっぱいあるからね
これは小さな魚だけじゃなく吹き寄せ
られたプランクトンなど微生物も多く
水生昆虫やエビ、ザリガニなども集まって
くる。
もちろんフナやコイ系、そして有名な
パターンだと産卵で弱ったワカサギなど
も流されてきて…そうなるともうお祭り
が始まるw
水中では1番強い個体、イコール1番デカい
個体から動き始めるので確かに春一番は
勿論だけど本当に爆釣するのは春2番3番
とプリスポーンの南風は常にストロング
なパターンなのです。
ただし冒頭で述べたように1番メインで
流されてきたベイトを見極める必要が
あり、それに合わせたルアーセレクトも
重要★
産卵の弱ったワカサギなら表層系のミノー
やストレートワームの軽いジグヘッド
小さなギルなら小型のバイブレーションや
フラットサイドクランク、フナならもう
少しサイズアップするなど
そして以外と野池などで1番最初に動く
ベイトはザリガニ!
カニやエビは冷たい水温でも強い生物
なのでイメージは初夏のシャローで見る
感じだけど実は水中では2月ぐらいから
余裕で動いているのがザリガニやスジエビ
甲殻類は濁った水域に集まる傾向がある
ので南風が当たるブッシュなどではラバー
ジグをザリガニのイメージでアプローチ
して何度も45UP連打する楽園を体感して
きた。
それと南風での濁ったエリアで強いカラー
が存在する
それがピンク
何故か水中に酸素が多くなって濁る
「白濁」の濁りはピンクが強い!
マッチザベイトも重要だけど濁りの中で
アピールして見つけさせる事が重要な
事も多々あるのだ。
このピンクも使い分けが必要で、そんな
に濁っていない状態ならクリア系ピンク
のシオミやコットンキャンディー系
マッディーや黒い濁り(ローライト時など)
なら魚肉ソーセージ系やオキアミピンク
など強いピンク。
20年前ぐらいになるが、こんな思い出が
ある。
3月のマッディーシャロー系フィールド
前の週は暖かい雨が降り水質もクリアで
ナチュラルなビッグサイズのスイムベイト
を水面直下デッドスローに引き50UP連打
で爆釣だったのが…その日は三寒四温の
寒2日目というバッドタイミングで全く
釣れず一段落ちたブレイクをサスペンド
シャッドで丁重に探って40UPを何とか
絞り出すような苦しい展開
しかし昼過ぎから待望の暖かい南風が吹き
始めた!
仲間は風裏の少し深みがあるブレイクしか
反応していなかったので全員そのエリア
から離れなかったが僕は南風を感じて
追い風に乗って全くの反対側のシャロー
へ走り追い風に乗せてロングロッドで
1番派手なピンクのスイムベイトを岸に
向けてロングキャスト!
巻き始めた瞬間にドスン!
ブリブリに太ったフィメール(プリスポーン
のメスバス)が1発でストライク★
ランディングしたらボートは風で流されて
岸際まで来るのですぐに沖まで走り
また追い風に乗せて岸際にアプローチする
とまたドスン!
これを夕方まで繰り返して延々と1人で
45〜54cmのフィメールを釣り続けた忘れ
られない思い出がある。
50UPだけで7、8匹の大漁水揚げ
ちなみに風裏で粘った仲間達は全くの無
だったらしいw
こんな風に南風を感じたらすぐにウィン
ディーサイドに向かうべし!
この時はボートだったので追い風だった
けどショアからなら向かい風なのでベイト
なら少しブレーキ調整して向かい風に強い
ルアーセレクトもお忘れ無く♬
20年ぐらい前だけどその時の思い出写真
こんな太いフィメールが延々と釣れて
忘れられない思い出です。
それから5年後ぐらいにロッド&リール
の取材で同じ場所にショアから名物ライ
ターのモッチーと来ましたが
その日はクランク縛り
ポカポカ陽気の春で無風
全くダメで小さなクランクで何とか
コバッチや雷魚と苦戦
しかし同じく昼過ぎから南風が!
すぐさまウィンディーサイドまで車で
走り思い出のストレッチへ
しかし風が強くルアーが前に飛ばない猛風
それまで僕のシャロークランクで当時
フェイバリットだったバグリーのハニーB
やRC1.5といった小粒なクランクでしか
反応しない日だったけど
向かい風猛風にセレクトしたのは今で言う
マグナムクランク、RC4.5の1番強いカラー
ブルーバックチャートにチェンジして
45UP連打で何とか取材が成功した♬
ロドリ取材では10年間NG無しで毎回成功
してきたけど実は、こんな感じで最後の
最後に経験してきた引き出しでギリギリ
釣れた思い出は一度や二度とじゃなく
タイムアップ寸前が何度もあってライター
の方を焦らした事は数知れずw
ただ若さもあったし(といっても40代の
10年間)タフだったので30数回の取材
は毎回諦めずに投げ抜いた結果の奇跡的
なNG無しだったと今になって感じます。
やっぱ究極の忍術は「諦めないノ術」
ですね♬
ニンニンw
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